今回はループイフダンで両建てをする設定を公開します。
ループイフダンで両建てをするデメリットを十分に理解してから、この設定を行っていくことでさらに理解が深まります。
目次
両建てのデメリットを解消しよう
ループイフダンで両建てするデメリットは以下3つです。
- デメリット①:上がっても下がっても含み損状態が続く
- デメリット②:想定レンジを抜けてしまうとリスクが増大
- デメリット③:スワップスプレッドで損してしまう
それぞれ解決策を解説していきます。
デメリット①:上がっても下がっても含み損状態が続く
この場合の解決策は、途中で片方の注文を止める事です。
両建てをしていると買いポジションがすべて決済されても、売りポジションの含み損が残る事になります。さらに追尾機能で高値掴みのリスクもあり、そのタイミングで為替レートが下がると売りポジションは決済されますが、高値掴みのポジションは含み損になります。過去のチャートからここで買うと高値掴みになるな!ってところは買いの注文を止めましょう。
下記、豪ドル円の約20年間の月足チャートです。
青線は下が60円、上が100円です。豪ドル円は長期間の間、このレンジで推移している事が分かります。片方の止め時は、これを目安に行って行けばいいです。95円まで上がったら買い注文を止める。65円まで下がったら売り注文を止める。再開する時は中央値の80円に来てから。という風に運用していくと、含み損よりも決済利益の方が多くなり心のゆとりが生まれます。
デメリット②:想定レンジを抜けてしまうとリスクが増大
これも上記の通り、注文を止める処置をすれば解消できます。さらに想定レンジが狭い場合は、大変危険といえます。長期で運用するなら上記くらいのレンジを想定しておく必要があります。そのレンジの中で、片方の注文を止める狭いレンジを決めておく事が大切ですね。
デメリット③:スワップスプレッドで損してしまう
ニュースで円高とか円安という言葉を耳にしたことはあるでしょう。円が安くなれば豪ドル円は上がります。そしてほかの「ほにゃらら円」も上がるんです。と言う事は売りでもスワップがプラスの通貨を取引すればスワップスプレッドに悩まされる必要がなくなります。
現在、円に対して売りでプラススワップになるのは、ユーロ円とスイスフラン円です。豪ドルの買いを稼働させ、ユーロ円かスイスフラン円を売りで稼働させると両方ともプラススワップになります。
ただし、円が動いた時は同じように動きますが豪ドル起因で動いた場合は豪ドルだけ動いてもう一方は動かないと言う事もあります。ただ長期目線で見ると円主導で動く事が多いので、同じような動きをする可能性が高いです。最近のコロナショック前後からはドル主導で動く事が多いので、しばらく注視していきたいと思います。
他の通貨同士の両建ては怖いという方には、マイナススワップが少ない証券会社を選ぶべきです。これは片方だけ手動で注文する必要がありますが、かなり効果的です。例えば豪ドル円を売るとループイフダンでは-2.3円ですが、みんなのFXでは-0.3円です。
このようにループイフダンとマイナススワップが少ない証券会社で手動ループイフダンをすることにより、お得に運用をする事ができます。
まとめ – 両建てのデメリットを解消
まとめ
- 含み損が続くが高値掴み、低値掴みをしないよう片方を止める事が大切
- 買いも売りもプラススワップになる両建てをする
- ループイフダンで自動取引と、マイナススワップの少ない証券会社で手動取引をする
以上、ループイフダンでの両建てデメリットを解消する記事でした。
本日も、最後まで読んでいただき有難う御座いました。