今回は資金40万円でループイフダンを始める設定を公開します。
両建ては危ないと注意喚起をしてきましたが、これくらいの資金で開始する場合はメリットになる事も増えてきます。あくまで初心者にはオススメしませんが、投資歴が長くリスクを理解している人にはオススメできます。
この記事では、下記2つのプランを候補に検討していきます。
- プラン①:「豪ドルB100」+「スイスフラン円S100」
- プラン②:「豪ドルB100」+「ユーロ円S100」
目次
売りでもスワップがプラス
なぜスイスフラン円とユーロ円の売りなのかと言うと、売りでもスワップがもらえるからです。
下記、2021年5月30日時点のループイフダン適用スワップポイントです。
※2021年5月31日から適用(アイネット証券公式HPより)
表は10,000通貨あたりのスワップポイントになります。
今回は1,000通貨ですのでユーロ円が1円/日、スイスフラン円が1.5円/日もらえます。豪ドル円を買いでスワップをもらい、ユーロ円やスイスフラン円を売りでスワップをもらう事を目的としています。
まずは豪ドル円の現状を確認しましょう。
資金40万円で豪ドル円B100を80円から稼働
下記、Excelをご覧ください。
※2021年5月30日時点の証拠金は、1,000通貨あたり3,390円です。
比較の為、他のプランに合わせています。
80円から1円ずつ買い下がると、史上最安値の55円台でロスカットされる事が分かります。豪ドル円単体での稼働だと少しリスクがありますね。うまく両建てする事でリスクが軽減されます。
ユーロ円とスイスフラン円の高値を確認
次に、アイネット証券のレート変動幅確認表を見ていきましょう。
過去10年間のユーロ円と、スイスフラン円に注目してください。豪ドルの買いと他通貨ペアの売りを検討するので、上記は高値に注目しましょう。
ユーロ円の過去10年間の高値が149.802円、スイスフラン円の場合151.479円となっています。ここまでB100で耐えられるのかExcelで検証していきます。
プラン①:「豪ドルB100」+「スイスフラン円S100」
まずはスイスフランから検証開始します。
下記、スイスフラン円S100を稼働させた口座金額推移です。
120円から1円ずつ買い上がると、最大で24ポジション持てて144円台で強制ロスカットになります。
スイスフラン円は2015年のスイスフランショックで、151円という長いヒゲ高値をつけました。このヒゲを無視すると、134円付近を高値と考える事もできます。だから運用しても大丈夫という考えもありますが、スイスフランショックという前科を考慮すると危険だと思います。
134円を超えてきた場合、ヒゲ高値を狙って高騰する可能性が有る事は頭にいれておきましょう。それまでのスイスフラン円や豪ドル円の確定利益でカバーできるので有ればいいですが、年利30%だとしても40万円から始めると年間約13万円で、293,000円増えるまで2年半程度かかります。その間にスイスフランショックの再来となれば、ループイフダンから退場させられることになります。スイスフラン円S100はもっと資金が有れば運用可能ですが、資金40万円では管理人は運用しません。
次の候補、ユーロ円をみていきましょう。
プラン②:「豪ドルB100」+「ユーロ円S100」
下記、ユーロ円S100を稼働させた口座金額推移です。
130円から1円ずつ買い上がると、最大で23ポジション持てて153円台で強制ロスカットになります。
過去10年の高値149.802円は耐える事ができますね。しかも円安になっても豪ドル円B100の恩恵も受ける事ができ、両方のスワップももらえます。ユーロは取引量も多く、スイスフランと比較すると値動きが安定しています。
まとめ – 資金40万円で始めるには
まとめ
- プラン①:資金40万円では過去10年の高値を耐えられず、スイスフランショックという前科があり危険
- プラン②:過去10年の高値を耐える事ができ、取引量も多く値動きが安定しているのでオススメ
まとめ:豪ドル円B100と同時に両建てで運用するならユーロ円S100がオススメ
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本日も、最後まで読んでいただき有難う御座いました。