今回はループイフダンで含み損との付き合い方について解説します。
目次
ループイフダンでの含み損は当たり前
そもそもループイフダンはナンピン手法の自動売買で、含み損を抱える事は当たり前の事です。
1通貨ペア買い方向で運用している場合、為替レートが下がれば含み損が発生します。リーマンショック級の下落時なんて、とんでもない含み損を抱える事になります。
安全な設定で運用していないと、途中で強制ロスカットされて一発退場となるでしょう。
強制ロスカットとは、こちらで解説しています。
【初心者必見】ループイフダン退場 - ダメ!絶対!強制ロスカット強制ロスカットって考えただけでも怖いですよね。
まだ味わった事がない人は、道の世界かもしれません。
瞬間的に絶望的な気持ちになり、そ...
しかし、どんな相場も反転の時が来ます。
豪ドル円長期チャートで確認
下記、豪ドル円の月足チャート約20年分です。
コロナショックで60円まで下落しましたが、反転して80円台まで戻ってきています。
安全な設定で運用するには、史上最安値の55円までは強制ロスカットされない設定にしなければなりません。
豪ドル円で含み損のシミュレーション
豪ドル円B80を稼働させた場合の含み損
豪ドル円が80円の時にB80で稼働させたとして、60円まで下がったら26万円の含み損が発生する事になります。
下記、Excelで説明します。
資金は50万円で豪ドル円B80を稼働させたときのシュミュレーションです。
口座金額は証拠金を引いた金額になっているので、足せば純粋な口座にある金額になります。
60円の時には26ポジション保有し、146,400円+証拠金93600円で24万円になります。開始資金50万円ー24万円で、26万円の含み損に耐えている事になります。
特に上のExcelの通りに運用を開始していると、55円台で強制ロスカットになるので怖いですよね。もちろん史上最安値を割らない保証もないですので、下落局面では常に恐怖を感じるでしょう。
恐怖を感じたところが相場の転換点
しかし、みんなが恐怖を感じたところが反転のサインになる事はよくあります。
上記チャートのように、V字で回復しています。強制ロスカットされなかった人は、かなりの利益になったのではないでしょうか。
そして80円を超えてきたので、ポジション数も0になり稼働を止めて再稼働の時期を待っている人も多いでしょう。
稼働前にしっかり想定する事
この恐怖や不安を抑える為には、稼働前のシュミュレーションが大切です。
- 史上最安値の55円を割ったら、諦める。
- 55円を割れるまでは、含み損は将来の利益になる。
この考え方を、事前にシュミュレーションする事で、含み損は気にならなくなります。
初心者のうちは一方向での売買を推奨しているので、為替レートが回復すれば、すべて決済され含み損も0になる時があるでしょう。
しかし上級者になり、両建てで運用するようになれば、常に含み損を抱える事になります。
含み損は初期投資だと考える
常に含み損を抱える事は、ループイフダンだけではありません。
会社だってそうです。新規事業をすれば、お金が先に出ていきます。
太陽光発電だってそうです。パネルを買うのに、お金が先に出ていきます。
飲食店だってそうです。食材を買うのに、お金が先に出ていきます。
すべてにおいて、将来の利益になるから行う事ですよね。
倒産(強制ロスカット)さえしなければ、利益に代わる時が来ます。
利益を生む為には、想定内の含み損は受け入れる気持ちを持つ事が大切です。
まとめ – 含み損は将来の利益
まとめ
- 史上最安値を意識した安全な設定をする
- 稼働前に事前にシュミュレーションをする
- すべての事において含み損は当たり前
- 含み損がなければ将来の利益もない
ループイフダンを始めて含み損に悩んでいる人は、この記事を思い出していただけると幸いです。
本日も、最後まで読んでいただき有難う御座いました。