今回は、設定する通貨ペアを考えていきます。
過去の記事でもスワップポイントの威力について、何度か触れてきました。
だったらスワップポイントが高い通貨を運用すればいいんじゃないの?って声も聞こえてきそうなので検証していきます。
高金利通貨メキシコペソで検証
ループイフダンはレンジ相場を得意とする投資戦略です。
メキシコペソ円はレンジ相場でしょうか?
下記、メキシコペソ円の月足チャート約10年分です。(みんなのFX)
新興国通貨の特徴である、右肩下がりのチャート形状です。10年チャートでは分かりませんが、メキシコペソって最高値53円だったんですよ。
しかしチャートを見ると、最安値を更新し続けています。この先、3円とか2円とかを想定しなければなりません。と言うこと、は最安値を更新したら諦めるという戦略が通用しなくなります。
ちなみに新興国通貨のトルコリラ円、南アフリカランド円も右肩下がりです。メキシコペソ円も新興国通貨である限り、レンジ相場では無いのでループイフダンでの運用はオススメできません。
管理人は豪ドル/円で始める予定です。
豪ドル円の月足チャート
下記、豪ドル円の月足チャート約20年分です。(みんなのFX)
ざっくり60円から100円を行ったり来たりしています。
これがレンジ相場です。ループイフダンの得意なチャート形状ですね。
メキシコペソ円を取引する方法
ここまで、メキシコペソ円を否定していましたができる方法もあります。
スワップで話題のメキシコペソ円を、どうしても取引したい!って方は手動でループイフダンをしてみてください。
なぜ手動が良いのか解説します。
手動は頻繁にログインして確認しないといけないからです。
なぜかというとループイフダンはほったらかしでも、新規に予約注文を出してくれます。
例えばメキシコペソ円B10を手動で運用するとします。
5.0円のポジションが5.1円になって利確されたら、5.0円で新規買いで指値注文を出す必要があります。頻繁に確認しないといけないと言うのは面倒ですが、自由が利く事になります。現在の5.45円は高すぎるよな~と思えば指値注文を出さなくていいんです。高値掴みを防げます。
何ヶ月後になるか分かりませんが、4.2円の最安値を割ってきたとしましょう。10年チャートを見て、5.45円まで戻ってくると思えますか?
さらに、手動だとトラリピ的な事もできます。ハーフ&ハーフです。
買いスワップの高い「アイネット証券」で買いの手動ループイフダンを運用し、売りスワップが安い「みんなのFX」で売りの手動ループイフダンを運用するというやり方です。
新興国通貨ですので、手動ハーフ&ハーフの境界線は年月が経つにつれて下げていく必要があります。管理人は4.5円以下は「セントラル短資FX」で買い、5.0円以上は「みんなのFX」で売ってます。4.5円から5.0円の間はノーポジです。
手動ループイフダンのもう1つの良いところは、スプレッドが節約できるところです。ただしレンジ相場を形成している通貨ペアでは自動のループイフダンが楽でいいです。
まとめ
- ループイフダンでメキシコペソ円を運用しても、レンジ相場ではないので戦略が立てづらく、高値掴みのリスクも高い。
- 手動だとスプレッドが節約でき、注文の自由が利くので高値掴みのリスクが低い。
メキシコペソ円を取引してみたい!という方は、是非「アイネット証券」と「みんなのFX 」で運用してみてはいかがでしょうか。
本日も、最後まで読んでいただき有難う御座いました。