アイネット証券から新自動売買システムが登場しました。
その名も「ループイフダンBS」。
- この新システムって、どんなものなの?
- 普通のループイフダンとの違いは?
「上がっても下がっても為替相場が味方になる!!」をキャッチフレーズにしていますが、味方は敵になる事だってありますよね。
ループイフダンBSは敵か味方か、徹底解説していきます。
ループイフダンBSとは
ループイフダンBSとは両建て専門のシステムです。
B=buy(買い)、S=sell(売り)を同時に自動発注するシステムになります。
2021年8月28日からデモ口座で、9月4日にリアル口座でリリースされました。
2倍の収益チャンス
両建てなので上がっても下がっても利益になります。
一方向の取引で、10回利益が出たとしましょう。
同一期間ループイフダンBSで運用していた場合は、20回利益が出ると言う事です。
同じ期間で2倍の利益が出るのは、とても有難いですね。
必要資金は半分でOK
これは普通のループイフダンでも同じでしたよね。
もしかして新システムの登場で改悪された?
アイネット証券公式ホームページのお客様サポートに記載がありました。
1.の最後の方にありますね。
尚、ループイフダンBとループイフダンSを個別に稼働させる場合は、両方の自動売買必要証拠金を差し入れて頂きますが、ループイフダンBSは片方のみの自動売買必要証拠金で稼働させることができます。
これです。改悪ですね。
証拠金が半分で済むと言う事は、資金効率も上がるので良いですね。
アドバイス機能で安全運用
アドバイス機能をONにすると、過去5年間の値動きや、資金は足りているかを提案してくれます。
ただし、過去5年は短すぎます。
長期で運用するつもりなら最低でも10年の値動きは欲しいですね。
値動きも資金が足りているかも、自分で検証する方が良いでしょう。
自分で検証できるようになれば、脱初心者です。
稼働させる注意点
損切あり設定しかない
従来のループイフダンと違って、損切ありしか選べません。
最大ポジションを5に設定した場合、6つ目のポジションを取ると同時に一番損が多いポジションが自動的に決済されます。
最大ポジション数以上にならないように設定した場合は関係ありません。
当ブログのように、史上最安値を意識した設定をするので有れば気にする必要はないでしょう。
常に含み損状態が続く
両建て運用ですので仕方ない事ですが、常に含み損を抱える事になります。
なぜなら、利益の出ているポジションは決済されてしまう為、必然的に含み損のポジションのみが残ってしまうからです。
関連記事:【初心者必見】ループイフダンで両建てをオススメしない3つの理由
マイナススワップが痛い
ループイフダンBSでは同一通貨ペアでの両建てですので、マイナススワップは受け入れなければなりません。
従来のループイフダンでは、違う通貨ペアで両建てする事でマイナススワップ問題は解消できました。
関連記事:【初心者必見】ループイフダンで両建て – デメリットを解消!
稼働停止は両方
残念ですが、稼働停止する時は買いも売りも停止されてしまいます。
決済注文だけ残り、新規の注文はどちらも発生しません。
従来のループイフダンは片方だけ止める事ができできました。
やはり稼働させる時に、やめ時もシミュレーションしなければならないので自由にやめれない新システムは使い勝手が悪いですね。
関連記事:【初心者必見】ループイフダンのやめ時はいつ? – 次を見据えた選択
まとめ – 従来のループイフダンでOK
メリットまとめ
証拠金が半分で済む事のみです。
利益が2倍になるのも、従来のループイフダンでOKです。
アドバイス機能は使わずに、自分で検証する事で脱初心者を目指しましょう。
デメリットまとめ
損切あり設定しかない事や、常に含み損状態が続いたりマイナススワップ地獄に悩みます。
それより1番のデメリットは稼働停止は両方という事です。
ループイフダンBSはオススメしない
- ループイフダンBSより従来のループイフダンが良い
- そもそも両建てはオススメしない
本日も、最後まで読んでいただき有難う御座いました。